RXduinoの関数

RXduino(アールエックスデュイーノ)は、C++で記述されたArduinoライクな環境を提供するためのライブラリで、Arduinoと互換性のあるインタフェースを提供します。
このライブラリを使うと、RXマイコンでやりたいことが簡単に実現できます。

内蔵ADCを使いたい

analogRead() 内蔵ADCからアナログ値を読み込む
analogReference() アナログ入力で使われる基準電圧(Vref)と変換形式を指定する。

内蔵DACを使いたい

analogWriteDAC() 内蔵DACを使ってアナログ値を出力する

PWM出力(擬似的なアナログ出力)を使いたい

analogWrite() 指定したピンからアナログ値(PWM波)を出力する
analogWriteFrequency() アナログ出力(PWM)の周期を設定する

時間の計測や時間待ちをしたい

delay() 起動してからの時間をミリ秒単位で返す
delayMicroseconds() 起動してからの時間をマイクロ秒単位で返す
micros() プログラムを指定した時間だけ一時停止します。単位はミリ秒
millis() プログラムを指定した時間だけ一時停止します。単位はマイクロ秒

割り込みを使いたい

interrupts() グローバルな割り込み許可
noInterrupts() 割り込みをグローバルに禁止する
attachInterrupt() ピン割り込みを有効にし、割り込みが発生したときに実行する関数を指定する
detachInterrupt() 指定したピン割り込みを停止する

音を鳴らしたい

tone() 矩形波を生成する(ブザーを鳴らす)
noTone() 矩形波の出力を止める(ブザーを止める)

汎用IOピンを操作したい

pinMode() 指定したピンから、HIGHまたはLOWを出力する
digitalRead() 指定したピンを入力または出力に設定する
digitalWrite() 指定したピンの値を読み取る
pulseIn() ピンに入力されるパルスを検出する。

単純なシリアル・パラレル変換をしたい

shiftIn() 1バイト分のデータを1ビットずつ出力する
shiftOut() 1バイトのデータを1ビットずつ取り込む
shiftOutEx() 複数バイト分のデータを1ビットずつ出力する

乱数を発生させたい

random() 乱数を生成する
randomSeed() 乱数の種を初期化する

単純な算術・ビット演算

abs 絶対値を計算する
bit 指定したビットを論理1(high)にする
bitClear ビックリする
bitRead 変数から指定したビットを読み取る
bitSet 変数から指定したビットをセットする
bitWrite 変数から指定したビットをセットする
constrain 数値を指定した範囲の中に収める
degrees 指定されたradian値をdegreeに変換する
highByte 変数の上位1バイトを取り出す
lowByte 変数の下位1バイトを取り出す
map 数値をある範囲から別の範囲に変換する
max 2つの数値のうち大きいほうの値を返す
min 2つの数値のうち小さいほうの値を返す
radians 指定されたdegree値をradianに変換する
round 指定された浮動小数点数を最も近い整数値に丸める
sq 指定された値の2乗を求める

制御構造

loop() ユーザが作る関数。システム起動後に繰り返し呼び出される
setup() ユーザが作る関数。システム起動時に1回だけ呼び出される

UART(RS-232C)や、USB仮想COMポートを使ってシリアル通信がしたい

CSerial::begin() シリアル通信ポートを初期化する
CSerial::end() シリアル通信ポートを閉じる
CSerial::setDefault() このシリアルをデフォルトのシリアルとして設定し、printf等の出力先にする
CSerial::available() シリアルポートから何バイトのデータが読み取れるかを返す
CSerial::read() シリアルポートの受信バッファから１バイトのデータを読み出す
CSerial::peek() シリアルポートの受信バッファにある先頭のデータを読む
CSerial::flush() シリアルポートの送信バッファが空になるまで待つ
CSerial::write() シリアルポートに文字や文字列を出力する
CSerial::print() シリアルポートに文字や文字列、数字を出力する
CSerial::println() シリアルポートに文字や文字列、数字を出力し、改行する
CSerial::get_handle() このクラスに結びつけられている特電HALのシリアル構造体へのハンドルを得る

不揮発性メモリにデータを格納したい

EEPROM::read() EEPROMの内容を1バイト読み出す
EEPROM::write() EEPROMに1バイト書き込む

イーサネットを使いたい

TEthernet::begin イーサネットライブラリを開始する
TEthernet::localIP 自分のIPアドレスを文字列にして受け取る
TEthernet::isLinkup LANがリンクアップしているかどうかを返す
TEthernet::Ping Pingを送る
TEthernet::gethostbyname DNSにアクセスして、ホスト名からIPアドレスを調べる
TEthernet::dhcp DHCPでIPアドレスやDNS、ゲートウェイ等の取得を再実行する
TEthernet::sendUDP UDPパケットを送る
TEthernet::registUdpHandler UDPを受信したときにコールバックされる関数を登録する
EthernetClient::getVersion ライブラリのバージョン情報を取得する
EthernetClient::connect サーバに接続する
EthernetClient::connected TCPで接続しているかどうか調べる
EthernetClient::stop TCPで接続していればFINを送って、コネクションを閉じる
EthernetClient::write 接続している相手先に文字列を送信する
EthernetClient::print 接続している相手先に文字列を送る
EthernetClient::println 接続している相手先に文字列を送り、改行を送る
EthernetClient::available 接続している相手先から受け取ったデータがあるかどうかを調べる
EthernetClient::read 受信したデータを1文字取り出す
EthernetServer::EthernetServer() サーバクラスの変数を作成する
EthernetServer::begin() サーバの接続待ちを開始する
EthernetServer::available() 接続していて受信データのあるクライアントのオブジェクトを返す
EthernetServer::write() 接続しているすべてのクライアントに文字列を送信する
EthernetServer::print() 接続しているすべてのクライアントに文字や文字列を送る
EthernetServer::println() 接続しているすべてのクライアントに文字や文字列を送り、改行する
EthernetServer::getVersion() ライブラリのバージョン情報を取得する

キャラクタ液晶を使いたい

LiquidCrystal クラスの説明を参照してください

メモリカードを使いたい

SDMMC クラスと File クラスの説明を参照してください

サーボモータを使いたい

Servo クラスの説明を参照してください

SPI接続のデバイスを使いたい

CSPI クラスの説明を参照してください

ステッピングモータを使いたい

Stepper クラスの説明を参照してください

TCP/IPを自由自在に使いたい

tkdnip.h の説明を参照してください。

I2C接続のデバイスを使いたい

TwoWire クラスの説明を参照してください