RXduino  1.20a
RXduinoマニュアル 最終更新日 平成26年6月29日
Public メソッド | Static Public メソッド | すべてのメンバ一覧
クラス SDMMC

SDカードやMMCカードを操作する [詳細]

#include <sdmmc.h>

Public メソッド

void begin ()
 メモリカードを使用するためにライブラリを初期化する [詳細]
 
void begin (int cspin)
 メモリカードを使用するためにライブラリを初期化する [詳細]
 
void insert (bool ins)
 カードの挿入状態をライブラリに支持する [詳細]
 
bool exists (const char *filename)
 目的のファイルが存在するかどうか調べる [詳細]
 
bool mkdir (const char *pathname)
 ディレクトリを作成する [詳細]
 
File open (const char *filename, FILE_MODE mode=FILE_READ)
 指定されたファイルを開く [詳細]
 
bool remove (const char *filename)
 指定されたファイルを削除する [詳細]
 
bool rename (const char *oldname, const char *newname)
 ファイル名を変更する [詳細]
 
bool rmdir (const char *pathname)
 ディレクトリを削除する [詳細]
 

Static Public メソッド

static unsigned long getVersion (version_info *vi)
 ライブラリのバージョン情報を取得する [詳細]
 

説明

SDカードやMMCカードを操作する

MMC(Multi Media Card)やSDを利用するためのクラスです。このクラスを使うにはリンカオプションに -lsdmmc を追加してください。

覚え書き
ArduinoではSDという名前のクラスだったが、その名前を使うと問題がある。ここでは汎用的なMMCカードと、そのMMCの特異的な実装の一例である一部のカードについてアクセスするためのライブラリとするため、SDMMCという名称になっている。いわゆる大人の事情である。

sdmmc.h367 行で定義されています。

関数

static unsigned long SDMMC::getVersion ( version_info vi)
static

ライブラリのバージョン情報を取得する

引数
[out]vi拡張情報が必要ならばversion_info構造体へのポインタを与える。
構造体の各フィールドがセットされて戻る。各フィールドは文字列へのポインタだが、
static constな文字列を指すので、ユーザプログラムでfreeしてはならない。
拡張情報が不要ならばNULLを指定してもよい
戻り値
バージョン番号を1バイトずつ詰めた16進数で返す 例えば、バージョン1.00ならば、0x01000000を返す バージョン1.23ならば0x010203となる。 メジャーバージョン.マイナーバージョン.サブバージョン.デバッグバージョン
void SDMMC::begin ( )

メモリカードを使用するためにライブラリを初期化する

CSピンは標準の端子が使われる

警告
SPIライブラリと一緒に使うときには、SPI::begin() よりも後に呼び出さなければならない
戻り値
なし
void SDMMC::begin ( int  cspin)

メモリカードを使用するためにライブラリを初期化する

CSピンの位置を任意のピンに割り当てられる

引数
cspinCSピンのピン番号
警告
SPIライブラリと一緒に使うときには、SPI::begin() よりも後に呼び出さなければならない
戻り値
なし
void SDMMC::insert ( bool  ins)

カードの挿入状態をライブラリに支持する

カードの挿入状態はP15で判別しているが、そうでない場合、この関数で与えることができる

引数
ins0:未挿入 1:挿入
戻り値
なし
bool SDMMC::exists ( const char *  filename)

目的のファイルが存在するかどうか調べる

引数
filename調べたいファイル名
戻り値
- ファイルが存在していればtrueを返す。
  • ファイル存在しないかカードが検出されていなければfalseを返す
bool SDMMC::mkdir ( const char *  pathname)

ディレクトリを作成する

引数
pathname作成したいディレクトリのパス
戻り値
- 成功したらtrueを返す。
  • 失敗したらfalseを返す
File SDMMC::open ( const char *  filename,
FILE_MODE  mode = FILE_READ 
)

指定されたファイルを開く

引数
filenameオープンしたいファイル名
modeFILE_MODE 型の定数。
  • FILE_READ : ファイルを読み出し用に開く(デフォルト)
  • FILE_WRITE : ファイルを書き込み用に開く
戻り値
- 成功したらファイルオブジェクトを返す。
  • 失敗したらfalseを返す。具体的にはfalseとして評価される特殊なファイルオブジェクトを返す。
bool SDMMC::remove ( const char *  filename)

指定されたファイルを削除する

引数
filename削除したいファイル名
戻り値
- 成功したらtrueを返す。
  • 失敗したらfalseを返す
bool SDMMC::rename ( const char *  oldname,
const char *  newname 
)

ファイル名を変更する

引数
oldname旧ファイル名
newname新ファイル名
戻り値
- 成功したらtrueを返す。
  • 失敗したらfalseを返す
bool SDMMC::rmdir ( const char *  pathname)

ディレクトリを削除する

引数
pathname削除したいディレクトリ
戻り値
- 成功したらtrueを返す。
  • 失敗したらfalseを返す