究極のRX62Nボードのピン定義

究極のRX62Nボードのピン定義

究極のRX62Nボードのピン配置とマクロ数値は下記のとおりです。

ピン配置

究極のRX62Nボードのピン配置

ピン配置とマクロ定義

名称	数値	別名	代替機能	名称	数値	別名	代替機能
IO0	0	PIN_P00		IO29	29	PIN_PC4
IO1	1	PIN_P01		IO30	30	PIN_PC5
IO2	2	PIN_P02		IO31	31	PIN_PC6
IO3	3	PIN_P03		IO32	32	PIN_PC7
IO4	4	PIN_P05		IO33	33	PIN_P60	CS0
IO5	5	PIN_P07		IO34	34	PIN_P22	EDREQ0
IO6	6	PIN_P20		IO35	35	PIN_P23	EDACK0
IO7	7	PIN_P21		IO36	36	PIN_P24	EDREQ1
IO8	8	PIN_P32		IO37	37	PIN_P25	EDACK1
IO9	9	PIN_P33		IO38	38	PIN_P52
IO10	10	PIN_P34		IO39	39	PIN_P51
IO11	11	PIN_P35		IO40	40	PIN_P50
IO12	12	PIN_P10		IO41	41	PIN_P53	BCLK
IO13	13	PIN_P11		IO42	42	PIN_PD0	D0
IO14	14	PIN_P12		IO43	43	PIN_PD1	D1
IO15	15	PIN_P13		IO44	44	PIN_PD2	D2
IO16	16	PIN_P73	CS3	IO45	45	PIN_PD3	D3
IO17	17	PIN_P40		IO46	46	PIN_PD4	D4
IO18	18	PIN_P41		IO47	47	PIN_PD5	D5
IO19	19	PIN_P42		IO48	48	PIN_PD6	D6
IO20	20	PIN_P43		IO49	49	PIN_PD7	D7
IO21	21	PIN_P44		IO50	50	PIN_PE0	D8
IO22	22	PIN_P45		IO51	51	PIN_PE1	D9
IO23	23	PIN_P46		IO52	52	PIN_PE2	D10
IO24	24	PIN_P47		IO53	53	PIN_PE3	D11
IO25	25	PIN_PC0		IO54	54	PIN_PE4	D12
IO26	26	PIN_PC1		IO55	55	PIN_PE5	D13
IO27	27	PIN_PC2		IO56	56	PIN_PE6	D14
IO28	28	PIN_PC3		IO57	57	PIN_PE7	D15

GPIOのアクセス方法

GPIOを操作するときには、上記の表の数値または別名を使ってアクセスします。

数値というのはボードのピン番号です。究極のRX62Nボードでは0～58まで指定できます。

別名というのは、ポート名とビット番号を表し、例えばPIN_PC3というのはPORTCのBit3を意味します。別名を使うと、 digitalWrite(0, HIGH) と書くかわりに digitalWrite(PIN_P21, HIGH) と書くこともできます。

このピン名は、 analogWrite() 、 tone() など、GPIOを使うすべての関数で使用できます。Arduino互換ではないI/O（究極のRX62Nボードで拡張されたI/O）については、数値で指定するよりも、別名を使ったほうがわかりやすく書けるでしょう。

unsigned char count = 0;

void loop()
{
    if(digitalRead(PIN_P32) == '0') // PORT3.2がLならば・・
    {
        analogWrite(PIN_P50, count++); // PWM出力
    }
    if(digitalRead(PIN_PE0) == '1') // PORTE.0がHならば・・
    { 
        tone(PIN_P21, count, 100); // count[Hz]で100ms鳴らす
    }
}

LEDやスイッチのアクセス方法

ボード上のLEDやスイッチを操作したい場合は、下記の名称を使ってアクセスできます。

名称	別名	ポートの割り当て
LED0	PIN_LED0	PORTA.0
LED1	PIN_LED1	PORTA.1
LED2	PIN_LED2	PORTA.2
LED3	PIN_LED3	PORTA.6
スイッチ(青)	PIN_SW	PORTA.7

例えば、次のようなコードを書いてLEDを操作します。

#include <rxduino.h>

void setup() {
  pinMode(PIN_LED0, OUTPUT);
  pinMode(PIN_LED1, OUTPUT);
  pinMode(PIN_LED2, OUTPUT);
  pinMode(PIN_LED3, OUTPUT);
  pinMode(PIN_SW,   INPUT);
}

void loop() {
  digitalWrite(PIN_LED0, 1);
  digitalWrite(PIN_LED1, 0);
  digitalWrite(PIN_LED2, 1);
  digitalWrite(PIN_LED3, digitalRead(PIN_SW));
}