最終更新日 平成24年11月30日
GR-SAKURA向けのライセンスは、次のように記述されています。
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*
GR-SAKURA LIBRARY LICENSE. LIMITATION and DISCLAIMER of WARRANTY
*
* This
software is supplied by Tokushu Denshi Kairo Inc. and is only intended
* for
use with Gadget Renesas projects. No other uses are authorized.
* This
software is owned by Tokuden and is protected under all applicable laws,
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including copyright laws. Disclosure or redistribution to others this
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* file and related library file alone is not allowed.
* You can
redistribute the executable object file (only SREC or BIN file) which
* is
generated as a result of compilation and link your program.
* Of cource the
limitation of this library license does not effect to your code.
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SOFTWARE IS PROVIDED "AS IS" AND TOKUDEN MAKES NO WARRANTIES REGARDING
* THIS
SOFTWARE, WHETHER EXPRESS, IMPLIED OR STATUTORY, INCLUDING BUT NOT
* LIMITED
TO WARRANTIES OF MERCHANTABILITY, FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE
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NON-INFRINGEMENT. ALL SUCH WARRANTIES ARE EXPRESSLY DISCLAIMED.
* Tokuden
reserves the right, without notice, to make changes to this software
* and to
discontinue the availability of this software. By using this software,
* you
agree to the additional terms and conditions found by accessing the
*
http://rx.tokudenkairo.co.jp/
* (C) Copyright 2011-2012 Tokushu Denshi Kairo
Inc.
*******************************************************************************/
この文章は英文で書かれていますが、概ね次のような趣旨のことが書かれています。
GR-SAKURAライブラリを使う場合は以下のことに注意してください。
お客様の作成されたプログラムを、GPLで提供される各種ソフトウェアと結合してリリースすることは困難です。
それは、GPLがソース公開を強制するのに大して、GR-SAKURA用のライブラリはオープンソースではないからです。また、RXduinoライブラリは今後もオープンソース化はしません。
ただし、お客様が作成されたプログラムを社内でのみ使用し、再配布を行わないのであれば、GPLのライブラリとお客様のプログラムをリンクして、自由に使用することもできます。
再配布するのであれば、お客様のプログラムをソースで配布して、利用者がWebコンパイラ上で各自リンクする必要がります。このようにすればGPLの規約とは競合しません。
カスタムRX63Nボードを作成した場合の、ライブラリの扱いをここで明確に定めます。(H24/11/1改定)
GR-SAKURA用のライブラリのライセンスで、現時点で確実に定まっていることは、
の2つのみです。
桜ライブラリはGR-SAKURA用に提供したものなので、原則として、GR-SAKURA用のライブラリをお客様が作成されたカスタムボードで使用することは許可されていません。
ただし、ルネサスのWeb Compilerでは自由に使ってよいと定められているので、上記の2つの条件から導きだされることは、
「GR-SAKURA用のrxduinoライブラリは、ルネサスWebコンパイラで使用する場合に限りロイヤリティフリーで、
商用か個人かを問わず、自由に使ってよい」ということになります。
したがって、ルネサスWebコンパイラから*.aや*.hをダウンロードして、GR-SAKURA以外のカスタムボードで
動作するプログラムをローカル環境でビルドすることはライセンス違反となります。
ただし、実務上それを規制することは困難なので、カスタムボードにおける追加のライセンスの規約を以下のように定め、
現時点では黙認することにします。
まとめると、GR-SAKURA互換ボードを作っていただいた場合には、Renesas Web
Compilerで使用する上では
ライブラリは自由に使っていただいて構いません。この点は将来においても変更はないでしょう。
GR-SAKURAをご利用の方で、より制約が緩いライセンスへの移行を希望される方は、
「GR-SAKURAからFreeRXduinoへのライセンスの移行」をご覧下さい。